「User’s Voice」では、AFJの製品を使って設計をする人、施工をする人、そこで暮らす人たちにフォーカスして、なぜ選ばれたのか、どのように使用されたか、またそこで生活された感想などをご紹介しています。
User's Voice インタビュー: eine pause
今回は大阪府堺市にある焼き菓子とコーヒーのお店『eine pause(アイネパウゼ)』代表のご主人さまと
店主の奥さまにお話しを伺いました。
お店について
AFJ : まずお店のことをお伺いしたいんですが、こちらのお店をオープンされた時期はいつ頃ですか?
奥さま : お店のオープンは2024年10月8日です。
AFJ : オープンされるまでの経緯や、この場所で開こうと思われた理由などお伺いできますか?奥さま : 以前は会社に勤めていたんですが、退職してお菓子の工房を作りたいなと思って。 最初は家の前にプレハブを建てて工房を作ろうかなと考えていたんです。 そしたらここの物件をたまたま見つけて。 主人は看板業をやっていて、その材料を保管するのにガレージを4箇所ほど借りてたんですが、 この物件だったら工房を2階にすれば1階に主人の荷物も置けるし、自宅からも通いやすかったので ここを買おうということになって。
AFJ : じゃあほんとうに偶然見つけられたということですね。 最初は工房でオンライン販売を始められて、そこから店舗を構えられたのはどういったいきさつでしょうか?
奥さま : そうですね、やっぱりこのスペースがあるのでもっと活用したいなと思ったんです。 この辺りにはあまりこういうお店がないので、あったらいいなっていうのもあって。
お菓子づくりについて
AFJ : お菓子作りはもともとされてたんですか?
奥さま : 趣味でずっと作ってたんです。お菓子教室とかいろいろ通いながら一番飽きなかった趣味というか、 それだけは続いたという感じで。
AFJ : 退職されてお菓子作りをお仕事にというのは、ずっと長く続けられた趣味をお仕事にしたいなという想いがあってですか?
奥さま : そうですね、やっぱりやってみて楽しいなと思えることでずっと働きたいっていうのと、 犬を2匹飼っているので病気になったときに付いていてあげられるかなとか、そういうのもありますね。
AFJ : わたしたちにも犬がいるので気持ちはすごくわかります!
奥さま : 前にいた子が病気になったときに、ずっと心配しながら仕事していたのでそういうのもあって。 あとは、昔アイシングクッキーを作っていた時に、結婚式場でお菓子のケータリングをされてる方のお手伝いをしたことがあって、その時にお菓子づくりを仕事にするのってすごく楽しいなって思ったのも理由のひとつですね。そういう色々が重なって。
AFJ : 自分でやりたいなって思うことがお仕事になるってすごく素敵ですね。
奥さま : そうですね、本当にありがたいですね。
内装設計について
AFJ : 実際お店を作るとなったときに、どういう感じのお店にされたいっていうデザインや内装のイメージってありましたか?
奥さま : アンティーク食器が好きでずっと集めていたのでそれに合うようなお店と、でも女子過ぎないっていうか、 ご夫婦やカップルでも来やすいお店がいいなと思って。そういうのを意識して作りました。
AFJ : なるほど。お店の設計はどちらに頼まれたんですか?
奥さま : いや、ぜんぶ主人が。
AFJ : え!!すごい!
奥さま : 設計というほどではないんですけど。もともとぜんぶ一部屋だったんですけど、それを区切って。
AFJ : 壁にガラスを入れたりっていうのも?
奥さま : それも主人が決めました。どういう風にするかめっちゃ考えました。 いろいろやってみながらって感じです。でもああしたらよかったなとか、色々ありますけどね。
施工について
AFJ : 工事もご主人がされたとお聞きしたんですけど、それは内装の部分?
ご主人 : もう解体から全部。
奥さま : 解体も周りの友達に手伝ってもらって。
ご主人 : そうですね、でもまぁほとんど一人ですね。
AFJ : だいぶ時間もかかったんじゃないですか?
ご主人 : 結局一年くらい。
AFJ : 本業のお仕事もありながらですもんね。
奥さま : 壁とかも大変やったなぁ。
AFJ : 今見えているのは基礎の状態ということですよね?
ご主人 : そうです。ここに壁がついてたんですけどそれ を取って、天井も取って。
AFJ : そのままの状態をいかして、という感じですね。
ご主人 : そうですね。本当はこのままにしようと思ってたんですけどやっぱり埃が出てくるからそれを抑えたくて。 塗装屋をしている知り合いに色々相談したりもしたんです。 他に検討していた塗料は、講習があって時間もお金も掛かるし材料も結構高かったりして。 自分たちで塗れるものを探したらアクアカラーを見つけて、コンクリートの雰囲気を残せるしこれが一番いいかなって。
AFJ : 壁紙やタイルを貼るっていう選択肢は?
ご主人 : 最初からなかったですね。コンクリートをいかしたかったから。
AFJ : アクアカラーを使われて、大変だったこととか苦労されたことは?
ご主人 : 大変だったことはないですね。水性だからハケとか掃除も楽でした。
AFJ : 塗るときは何を使われましたか?
ご主人 : 噴霧器で吹き付けてローラーで伸ばしました。
AFJ : 塗筋もなくきれいに仕上げていただいていますよね。
ご主人 : 力を抜いて均す感じでローラーをかけました。
AFJ : 職業柄、塗料の扱いに慣れておられるのもあるんでしょうね。
ご主人 : まぁでも誰が塗ってもいい感じになると思いますよ。 床もノンスリップパウダーを使ってるところの方が雨の日なんか滑らなくていいですね。
アクアカラーについて
AFJ : 色を選んでいただいたのはご主人が?ご主人 : はい
AFJ : なんでボルドーを選んでいただいたんですか?
奥さま : instagramで見ていいな~って。床の色はすっごく悩んで・・・
AFJ : 悩みますよね、アクアカラーは色数も多いし。
ボルドーのほかに悩まれた色はありますか?
奥さま : グレーとか茶系で。でもぜったいこっちにしてよかった!
ご主人 : 最初はとんでもないことになるんじゃないかって嫌がってた(笑)塗ってる時もどうしようって(笑)
奥さま : この色がこんなにかわいくなるって思ってなくて。乾いたらめっちゃきれいってなった!
ご主人 : よかったよね。
AFJ : 壁の色とのバランスもすごくすてきですよね。真っ白じゃなくてアイボリーっていうのもいい!
ご主人 : あとは水性でこんな感じになるんやなって思って。けっこう塗料が強いから。パリって捲れたりするんじゃないかと思ってたけど、捲れるっていっても下地のモルタルが捲れてるだけなんで。
AFJ : たくさん褒めていただいてありがとうございます。 逆にこれはちょっと、というところは本当にないですか(笑)
ご主人 : ないですね。においもあまりないし、価格もすごく安いと思いましたよ。 普段仕事で油性のものを使うんですけど、それと比べたら扱いやすいし。塗るのも楽しかったかな。
AFJ : 塗るのはお2人で?
奥さま : そうですね。
AFJ : 床と壁はどちらを先に塗られたんですか?
ご主人: 壁を先に塗りましたね。
AFJ : 2日くらいかけて?
ご主人 : もうちょっと掛かったかな。詰めてやったら2日くらいで終わると思うんですけど。
AFJ : 面をいっぺんに塗られましたか?それとも区切って?
ご主人 : ムラが出そうだったから一気にしました。 とにかく粉っぽくならないのが一番よかったです。
物件情報
現場名 : eine pause
物件種別 : 店舗
使用製品 : アクアカラー マットコート/ボルドー
アクアウォール/アイボリー
施工 : 自主施工
ドイツ語で“ひと休み”という意味の『eine pause』さま。
忙しい毎日にほっとひと息つけるような優しくておいしいお菓子とすてきなご夫婦のお店でした。
AFJでは、インタビューにご協力いただける方を随時募集しております。
AFJの製品で設計をする建築事務所・設計事務所や施工をして頂いた塗装店・工務店、またご使用になった空間で暮らす施主様などぜひ弊社お問い合わせフォームよりご連絡ください。